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作詞曲:蒼月知蓮
DB:伊織弓鶴(A.I)､VY2(VL5)､一部コーラス…琴葉葵(A.I)
『霧深い森を切り抜けた先にある古い洋館。
其所には昔、とある富豪が住んでいた。
しかし、突然姿を現した魔術師(ウォーロック)によって
皆殺しにされてしまった。
──そう、僕がこの手で全てを壊したのだ。
今日も鳴り止まない死霊の声を聞き流して。』
古びた洋館に住む紫黄の美青年
かつて一族に災い齎した
恐るべき魔術師(ウォーロック)
愚か者を屠って白の椅子に座す
かつての従者にも鉄槌を下せ
忘れるな僕の名を！
復讐終えても満たされない
訪問者達を迎え入れて
秘めた悪意が牙を剥く
覚えた魔法の実験台
亡霊の嘆きを聞き流して
されど心は満たされず
去った星影(ほし)は何処に？
答えなく
今は虚星(きょせい)に十字を切って
虚空に捧げろ 愚鈍な君よ
あれから数十年経ち 実験(あそび)は終わらず
ある日洋館の扉を叩いたのは
灰色の雪妖精(Erminia)
悪行見かねて止めに来た
彼女だってそう…所詮は魔女(ウィッチ)
口だけの憐れな偽善者
呆れた彼女は館(ここ)を出る前に呟いた
｢目を覚ましてくれ…｣
それを聞いてハッとした
これは彼女の魔法(わな)か？
止められず消えた
未だ虚星(きょせい)に十字を切って
虚空に捧げる 愚劣な僕は
あの時手にした魔力(ちから)に酔っていた
今更救えぬ背徳の虚星(きょせい)
架けられるべきなのは…
去った星影(ほし)は何処に
答え探せ
そして実験(あそび)をやめて
犠牲者達に手向ける星十字(シュテルネンクロイツ)
いつかこの館出て
星影(ほし)を探しに行く日が来るだろう
胸にある 揺るぎなき決意
『どんなに時間がかかろうとも、星影(ほし)を探し当てる。
そして見つけたのなら、貴女をこの手で──』
